しかしその批判の矛先は、「アメリカで右派的キリスト教原理主義をからかう」だけでは、少なくとも根源の論理的には収まらない。対イスラムに応用されても、なんの問題も無いというかごく自然…。たぶん、予想だが、すでに世界を探せばどこかで始まってたりしないか?「FSM教徒」が、その理論を持ってイスラムに対峙する光景が。

『すべての宗教の平等を!』…では「ハラル」と「六曜」と行政の関係は? 「空とぶスパゲッティ」は?

 「たぶん」「どこかで」どころか、とっくの昔に教祖自らイスラム教をからかっている。例えば、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教にはラーメンダンという祝日があるが、これはラマダンのパロディーだ。また、「反★進化論講座 空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書」(ボビー・ヘンダーソン:著 片岡夏実:訳 築地書館)には、「第二に、ある程度の一貫性のなさは、宗教が普及するために必要なんだ――キリスト教やイスラム教なんかのようにね。(p. 64)」と書いてある。

 思考実験の余地はないのである。