役割語と翻訳、「外国人」のステレオタイプに関する読み物をいくつか紹介

 「外国人の役割語」には、主なものが2種類ある。1つは、外国語での発言を翻訳する際の言葉づかい、もう1つは、外国人キャラが日本語で話す際の言葉づかいだ。田川氏が挙げているものを例にすると、「女性の言葉を変に翻訳するのをそろそろやめてほしい。」で話題になっているのは前者、「コレモ日本語アルカ?」(金水敏 岩波書店)で主に扱われているのは後者だ。
 同じ「外国人の役割語」であっても、この2つは別物だ。前者は母語での発話を翻訳したものであり、後者は第二言語での発話で、なおかつ翻訳されていないものである。ごっちゃにしてはいけない。続きを読む