男性を女の子に性転換してしまう人格転換療法

 これとほとんど同じ内容のウェブ小説を私は知っている。「ゆか のホームページ」というサイトにある、「気分転換」「石黒医師の診察室」の2作だ。
 大方、この手の話を読んだ1が冗談でスレッドを立てたか、あるいは、フィクションの設定を中途半端に聞きかじった1が現実と勘違いしてスレッドを立てたかといった所だろう。途中に体験談が出てくるが、これも創作と見て間違いない。元スレッドに一切ソースが示されていないことも、結局は1の冗談あるいは勘違いであったことを示唆している。

 元ネタは性転換小説だろうと気づいた人は他にもいるらしく、まとめブログのコメント欄には以下のようなコメントがつけられている。

4. 20XX年の名無しさん 2014年12月25日 17:05
TSF(トランス・セクシャル・フィクション)、要は性転換を題材にした創作のジャンルがあるんだけど、その分野ではそこそこありがちな部類の設定ではある。

なんかの小説読んだヤツが、性同一性障害とか半陰陽とかの医療スレに持ち込んで現実と混同されたとか、そんなとこじゃないかな。

 しかしながら、元スレッドには創作を疑うレスが一切ない。元スレッドだけを見てまとめブログの突っこみを見なかった人の中には、これが実在の療法だと信じこんでしまった人もいるに違いない。

 都市伝説は、こうやって生まれるのだろう。