【連濁】日本語の文化の一つ【消滅しつつある】 (言語学板

1 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/01/07(月) 15:01:43.41 0
最近、「連濁」が失われつつあるように感じるんだけど…。

大丈夫かな。
連濁は日本語の文化の一つだと思うんだけど。

地名とかでも、地元の人が連濁で言ってるのに、
ニュースなどでアナウンサーが連濁を使わずに言ったりするんだよね。

これで良いのかなぁ。
まるで、中国人や韓国人が日本語の連濁を言うのが苦手なのに対して
配慮でもしてるかのように連濁を避けてる。

もしかして、文科省の意図でも働いてるのだろうか。

連濁に関しては辞書が正しいとは思えないんだよね。

昭和の終わりごろぐらいまでは、年配の人から「黒船」のことを
「くろぶね」ってよく聞いたし…。

連濁を使わないと言葉から力強さが失われてる感すらする。
日本人を弱らせるために隣国が裏で糸を引いてたりして。(笑)

と言うのは冗談にしても、連濁が急速に減って行くのって変だよね。

みんな、気にならないのかな。

 連濁というのは、日本語で複合語を作る際に起こる音変化のことである。あくまでも造語の際の現象であって、政府やマスコミの偉い人が考え出したものでも、「言葉に力強さを与えるため」といった演出や恰好つけのためのものでもない。
 さて、連濁がどのような場合に起こるかについては、ある程度の傾向があることがわかっている。
 例えば、「修飾語+被修飾語」の場合は連濁することが多いが、並立の場合は連濁しない(例:「鷲鼻」と「目鼻」)。行為者を表す語は連濁しにくい(例:「落書き」と「もの書き」)。漢語は和語より連濁しにくく、漢語以外の外来語(以下、単に外来語とする。)は漢語より連濁しにくいなどだ。下の方に登場する「ライマンの法則」も、連濁についての法則だ[1] [2]
 だが、連濁についてはまだ明らかになっていない点も多い。例えば、「○する/ずる」(○は音読みの漢字1文字)というサ変動詞の場合、どのような時に「○する」(「供する」など)となり、どのような時に「○ずる」(「興ずる」など)となるのかについて、決定的な答えは存在しない[3]

4 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/07(月) 22:33:07.69 0
>>1
>中国人や韓国人が日本語の連濁を言うのが苦手

中国人も韓国人も「語頭の濁音」が苦手なのであって
連濁(つまり語中)は無気音で発音しようとすれば
自然に濁音になる

 それは朝鮮語だけだ。朝鮮語の子音には平音、激音、濃音の3種類があり、そのうち平音は語頭では無声無気音で、語中では有声無気音で発音される。
 一方、中国語の無気音にはそのような規則はない。

 中国と韓国を一緒くたにして語る人は、主義主張にかかわらず信用できない。中国と韓国は、言語も文化も風土も歴史も制度も異なる、全く別の国なのだ。ひとまとめに捉えるのは乱暴すぎる。

6 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/01/08(火) 00:33:47.75 0
漢語は連濁しないとか言うヤツがいるんだが・・・

でも、和製漢語だと結構連濁させてるよな

青写真は「あおじゃしん」だろ
テニス大会の大会も「だいかい」って連濁して言う人いるよな


9 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/01/08(火) 06:13:36.85 0
>>6
「大会」のそれはひょっとしたら単に「大」をタイとも読むことを知らないか、
単語ごとの違いを勘違いして覚えているんじゃないだろうか
「大切」をダイセツと読む若者は珍しくない


76 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/14(月) 02:05:18.69 0
>>9
そんな奴聞いたことねえよ。どこの未来に生きてんだアンタ


81 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/14(月) 16:24:24.52 0
「だいせつだ OR だいせつに OR だいせつな OR だいせつで」で検索すると、三千数百件ヒットする。
けっこうあるね。

 実際に検索してみた所、2014年3月27日現在で約2620件。その中には区切りの間違い日本語学習者によるものもあるが、日本語話者らしき人が「大切」の意味で使っているものも多い。
 とはいえ、「だいせつ」という読み方を直接に耳にしたことはない。また、「日本語の誤用」や「読み間違えやすい漢字」などをテーマにした本で、「『大切』を『だいせつ』と読む人が多いが、実は『たいせつ』と読むのが正しいのだ!」と書いてあるのを見たこともない。クイズ番組で、「大切」の読み方がサービス問題以外で出たという話も聞かない。
 少なくとも、「重複」を「じゅうふく」と読んだり、「名字」を「みよじ」と読んだりする誤りに比べれば、格段に珍しいものであることは確かだ。

31 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/10(木) 20:15:06.23 0
長野県の有名な保養地「軽井沢」や、愛知県の「伊良湖岬」など、
近世以前は、「かるいさわ」「いらこみさき」だったのに、
却って、明治以降になって、濁音化した例も、あちこちで見られるんだけどなあ。
特に「軽井沢」は、Karuisawaと書いても、
ヨーロッパの大半の言語話者が、Sを有声音で読んでしまうから、
日本語としても「かるいざわ」が定着してしまった、という説すらある。


それに、そもそも連濁は、基本は、「造語成分内において、属格的構造を示すための文法要素」であって、
伝統芸能や習俗のような、「文化」なんかじゃないんだけどね。
正月の羽根突きの風習が廃れた、雑煮の具が変わった、というような話とは訳が違う。
まして、どう考えても無関係な、中華や朝鮮の話を持ち出したり、
>>1の言っていることは、俺には斜め上過ぎて、全く訳がわからない。

 「『かるいざわ』という読み方は、西洋人がKaruisawaのsを有声音で読んだことに由来する」という説について調べてみたが、「日本国語大辞典」(小学館)、「長野県の地名」(平凡社)、「日本大百科全書」(小学館)、「世界大百科事典」(平凡社)、軽井沢町公式ホームページにはその旨の記述はなかった。
 軽井沢観光協会公式ホームページウィキペディアにはそれらしい記述があったが、それでも「明治以降、西洋人の往来が盛んになったため、従来の『かるいさわ』から、西洋人に発音しやすい『かるいざわ』へと変わっていった」という、どうとでも解釈できそうなものである。はっきりと、「sを有声音で発音する言語の影響」と書いたものは見当たらなかった。

35 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/11(金) 03:40:13.80 0
明治以降入って来た外来語に連濁を適用しなかったのが衰退の始まりだね


43 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/12(土) 06:26:22.93 0
>>35 そもそも連濁現象は、和語の実質形態素に、濁音で始まるものがないという原則を前提として成り立っている。
和語に「がれ」などという実質形態素はないはずだから、「たちがれ」と言われたら、濁音を清音に変えて、「たち」+「かれ」と復元する。
ところが、和語でも例外的に濁音で始まる実質形態素がある。「ぶた」等。
それで、「おとしぶた」ってどんな豚ですか、といったことになる。後項を「ふた」に復元できなかった。
まして、漢語や外来語には、濁音で始まる語がたくさんある。だから基本的に連濁は起こらない。
ただし、漢語とは付き合いが長いので、日常化したものは和語扱いされて、連濁が起こることもある。
他方、近代以降に入って来た語で連濁が起こると、混乱を招くので起こらない。
「タイヤ」が連濁して「中古ダイヤ」になると、ダイヤモンドと区別がつかない。

 漢語や外来語では和語より連濁が起こりづらいというのは確かだが、その理由が「濁音で始まる語がたくさんあるから」かどうかはわからない。そもそも、理由はおろか、漢語・外来語で例外的に連濁が起こるのはどのような場合かすら、まだ充分明らかにはなっていないのだ[1]
 また、43の挙げている「ふた」のように、連濁すると混乱を招きかねないにもかかわらず、実際は連濁を起こしているという語もたくさんある。例えば、大きい猿も大きいざるも「おおざる」だ。

36 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/01/11(金) 11:51:14.46 0

ここまで「ライマンの法則」無し

連濁がかつては無制限に起こっていた、と思い込むのは早計
もし>>1やほかの皆さんがそう思っているのなら、それは勘違いです
まずはこの論文を読んでみましょう

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/lyman.txt

 ライマンの法則とは、日本語の複合語において、後ろ側の語に濁音が含まれる場合は連濁が起こらないという法則のことである。例えば、「大きい猿」は「おおざる」だが、「大きいトカゲ」は「おおどかげ*」ではなく「おおとかげ」となる。

52 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/12(土) 14:22:14.32 0
明治期の外来語が雨合羽,いろはガルタみたいになるのは300年後ぐらいかな


65 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/01/13(日) 08:51:23.90 0
>>52 残念ながらもうそんな力はないだろう。
「胃ガメラ」なんて、怪獣が出て来そうだ。
江戸時代から、濁らない方がかっこいいといった意識もあったようで、
近松の『女殺油地獄』は「おんなころし~」、竹本咲太夫は「~さきたゆう」が正しい。

 別に「合羽」や「カルタ」は、借用から何百年も経っていきなり連濁するようになったわけではない。一方、近代の外来語である「コート」は、早くも1926年には「雨ゴート」という連濁を起こした形が確認されている[4]。また、借用時期が古いにもかかわらず、「キリシタン」、「カステラ」などの語は連濁を起こさない。現時点で連濁を起こしていない近代の外来語が、数百年後にいきなり(あるいは徐々に)連濁を起こすようになるとは考えにくい。

143 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/02/08(金) 22:13:51.79 0
サンショウクイ(山椒喰い)=鳥の名前


145 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/02/09(土) 15:46:11.88 0
>>143
そう言うのってさあ、学術的に名前を登録するときに
国語の苦手な学者が登録したみたいで違和感あるんだよね

ニホンカモシカなんか ニホンカモジカって言って欲しいぐらいなのにさ

どこ出身の学者が名前付けたんだろって思っちゃうよ

ベンガルトラも ベンガルドラって言って欲しいのにさ

学者は何を考えて名前を付けてんだろね


167 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/02/11(月) 20:32:27.74 0
>>145 >>ニホンカモシカなんか ニホンカモジカって言って欲しいぐらいなのにさ

・・・正しくはニホンガモジカでないとおかしい。


168 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/02/11(月) 22:02:58.52 0
>>167
つ ニセ狸汁の法則

 168の発言に解説を加えたい。
 「偽狸汁」という複合語を仮定した場合、それが「狸汁の偽物」という意味ならば、「偽+狸汁」という語構成になり、後半部に濁音が含まれているため、ライマンの法則にしたがい、読み方は「にせたぬきじる」となる。だが、「狸の偽物の汁」という意味ならば、「偽狸+汁」という語構成になる。この場合、後半部には濁音が含まれていないため、連濁を起こし、「にせだぬきじる」となる。
 つまり、仮に「かもじか」という語があった場合、それが「にほん」と結合しても、167の言うような「ニホンガモジカ*」という語形になることはないのだ。

169 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/02/11(月) 23:30:34.82 0
「かもしか」は江戸時代以降の語で、当初から連濁しなかったようだ。

 「かもしか」という語は、遅くとも1697年には使われているが[4]、169の言う通り、当初からこの形で現れていたようだ。また、方言辞典を見てみたが、「かもじか」に類する語形は見当たらなかった。場所・時代を問わず、「かもしか」が「かもじか」という語形であったことはなかったと考えるのが妥当だ。

191 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2013/02/19(火) 00:10:14.23 0
>>145
生物学というか科学全般は合理性を求めるからね。
学名や和名もいわば生物情報のアドレスみたいなものであって、ある生物の名前が都合によって読み方が変わってしまうというのは分類学上良くないことだろう。
「ニホンカモシカ」という単語を分解すると「ニホン(日本)+カモ(氈)+シカ(鹿)」であって、それはそのまま読んで字の如く「日本に生息する毛氈の原料になる鹿」なんだと分析できるけど(実際はカモシカは鹿ではなく牛や山羊の仲間だけど)、
「カ」と「ガ」が違う生物であるように、「ニホンカモジカ」となると「ジカとはなんだ?シカなのかそれとも別の生物なのか」となりかねない。
「ベンガルトラ」も「ベンガルのトラ」であって「ベンガルのドラ猫」じゃないしね。

 一見もっともらしいが、でたらめである。
 「シカ」の種名・亜種名には、「エゾシカ」、「アカシカ」のように連濁しないものと、「ヘラジカ」、「オジロジカ」のように連濁するものの両方がある。それ以外の動植物名でも、例えば「サル」、「タコ」、「サクラ」などは基本的に連濁を起こす。「ニホンザル」、「マダコ」、「ヤマザクラ」であって、「ニホンサル*」、「マタコ*」、「ヤマサクラ*」ではない。
 そもそも、和名は分類学上の位置を示すものではない。191の挙げているカモシカ(鹿ではない)の他、ハリネズミ(ネズミではない)、チョウザメ(サメではない)、キクラゲ(クラゲではない)、フクロテナガザル(有袋類ではない)のように、名前を聞いただけでは分類群を勘違いしてしまいそうなものも当たり前に許容されるくらいだ。

194 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/02/19(火) 13:58:39.56 0
と、このように規則性があまいので、個々におぼえなければならない例が多く、面倒くさい。
やはり連濁は廃れていく運命にある。

 そもそも、連濁は廃れているのだろうか? 疑わしい所だ。実際、新しい語であっても連濁を起こしている例は無数にある。例えば、「はま寿司」、「合同会社」、「DASH島」の読み方は、それぞれ「はまずし」、「ごうどうがいしゃ」、「だっしゅじま」だ。本当に近年連濁が廃れているのであるなら、それぞれ「はますし*」、「ごうどうかいしゃ*」、「だっしゅしま*」となるはずだ。また、連濁が廃れているのにもかかわらず、上記の語では古めかしさなどを演出するためにあえて連濁形を採用したというのも考えにくい。これらの名称には何ら古めかしさは感じないし、そもそも古めかしさを感じさせる必然性がないからだ。
 なお、「はま寿司」は2002年創業の寿司屋、「合同会社」は2006年に会社法で新たに規定された会社の形態[5]「DASH島」は2012年に始まったバラエティー番組の企画だ。

186 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/02/17(日) 10:58:36.94 0
「○○汁」で唯一濁らないのが「味噌汁」ってのもよく分からんなあ。
庶民の日常生活に溶け込み、馴染み深いものほど濁りやすいという感覚からしてみれば
逆ではないのかと。

 単に、「庶民の日常生活に溶け込み、馴染み深いものほど濁りやすい」という規則などないというだけのことだ。上でも述べた通り、連濁についてはまだ解明されていない点も多い。「なじみ深い語の方が濁りやすい」などといった簡単なルールで決着できるようなものではないのだ。

212 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/03/14(木) 19:02:03.74 0
日本は川は「かわ」と「がわ」の2種類あるから海外表記では必ず
タマ「ガワ」まで書いてTamagawa riverみたいにするんだってね、


215 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/04/04(木) 20:41:49.77 0
>>212 そうそう。「寺」も「でら」と「じ」があるから 'Horyuji Temple'。

 嘘である。例えば「多摩川」の場合、英語表記にはthe Tama River, the Tamagawa River, the Tamagawaなどがあり、いずれも実際に使われている。「寺」も似たようなものだ。以下、実例を示す。

 国内で発行されたもの
 信濃川:the Shinano River [6]
 法隆寺:Horyu Temple [7]
 網走川:Abashiri River [8]
 信濃川:Shinano R. [9]
 江の川:Gonokawa R. [9]
 隅田川:Sumida-gawa River [10]
 寛永寺:Kaneiji Temple [10]
 高龍寺:Koryu-ji Temple [11]

 国外で発行されたもの(日本の本の翻訳)
 久米川:久米川[12]
 多摩川:多摩河[13]
 三拝川:三拝川河[14]
 東大寺:temple Tôdai [15]
 金閣寺:IL TEMPIO KINKAKUJI [16]

 ウィキペディアの項目名
 多摩川
 英:Tama River
 独:Tama (Fluss)
 仏:Tama-gawa
 伊:Tama (fiume)
 西:Río Tama
 露:Тама (река)
 中:多摩川

 荒川
 英:Arakawa River
 独:Arakawa (Kantō)
 仏:Ara-kawa
 伊:Arakawa (fiume)
 西:Río Ara
 露:Аракава (река)
 中:荒川 (关东)

 法隆寺
 英:Hōryū-ji
 独:Hōryū-ji
 仏:Hōryū-ji
 伊:Hōryū-ji
 西:Hōryū-ji
 露:Хорю-дзи
 中:法隆寺

 清水寺
 英:Kiyomizu-dera
 独:Kiyomizu-dera
 仏:Kiyomizu-dera
 伊:Kiyomizu-dera
 西:Kiyomizu-dera
 露:Киёмидзу-дэра
 中:清水寺

 見ての通り、表記は一定していない。ウィキペディアの項目名にはある程度の統一性があるが、それでも、英語版で「多摩川」が"Tama River"なのに「荒川」が"Arakawa River"となっているなど、完璧ではない。
 「必ず」などということはないのである。

224 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/11/15(金) 13:49:08.63 0
とうほぐさ行けば何もしなくとも濁るよ


227 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2013/11/19(火) 02:41:16.18 0
>>224
東北弁のは清濁と別物じゃない?
たしか、「と」を[ど]と読んで、
「ど」は[んど]と読むんじゃないかな。
間違えてたら失礼。

 東北弁の語中でカ行・タ行が濁音化するのは連濁とは関係ない。伝統的な東北弁では、/k/, /t/は母音間で[g], [d]、それ以外で[k], [t]として現れる。一方、/g/, /d/は、母音間で[ŋ], [~d]、それ以外で[g], [d]となる。つまり、連濁しない「三田(みた)」は「みだ」となり、連濁する「多田(ただ)」は「たんだ」となるのである。
 ただし、若い世代は語中のカ行・タ行とガ行・ダ行を区別しない。すなわち、「三田」は「みだ」、「多田」は「ただ」となる。また、こちらは連濁とは関係ないが、「旗」と「肌」、「柿」と「鍵」も、若い世代の東北弁では同音になる。

233 :名無し象は鼻がウナギだ!:2014/01/03(金) 05:52:18.86 0
連濁は増えている。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/yougo/pdf/106.pdf

 リンク先の資料には、語形に揺れのある12語について、連濁形の使用頻度がどう変化してきたかが書かれている。これによると、例えば「芋焼酎」や「高利貸し」は、昔と比べて連濁形の使用頻度が上がってきているのに対し、「見え隠れ」や「紫水晶」では逆に下がってきているらしい。
 だが、わかるのはあくまで12語の変化のみだ。連濁という現象そのものの動向について、上の資料は何も語っていない。

 連濁を起こしていた語が起こさなくなることはあるが、逆のケースもある。これは単なる個別の語形変化だ。連濁という現象そのものがどうなるといった話ではない。また、上の方で挙げた新語の例のように、近年作られた複合語であっても連濁は当たり前に見られる。これは、連濁という現象が現役であることの証左に他ならない。

 スレッドそのものの存在意義を否定してしまうことになるが、どう考えても連濁は廃れていないと言うしかない。


[1] 「基礎からの日本語音声学」 福盛貴弘 東京堂出版
[2] 連濁
[3] 「漢字雑談」 高島俊男 講談社現代新書
[4] 「日本国語大辞典 第二版」 小学館
[5] Godo Kaishaの頭文字を取ってG. K.と表記することがあるが、日本語での発音はあくまで「ごうどうがいしゃ」である。「かぶしきがいしゃ」がK. K.になるのと同じだ。
[6] 「日本――その姿と心――」第3版 (株)日鉄ヒューマンデベロプメント 監修:新日本製鐵株式会社能力開発室 学生社 p.39.
[7] 同上 p.339.
[8] 網走市観光パンフレット
[9] JALグループ機内誌「スカイワード」
[10] 東京都観光パンフレット
[11] 函館市観光パンフレット
[12] 《燃烧吧! 剑 (上)》 译: 计丽屏 上海人民出版社 (司馬遼太郎「燃えよ剣」の中国語版) p.52.
[13] 同上 p.66.
[14] 《燃烧吧! 剑 (下)》 译: 计丽屏 上海人民出版社 p.216.
[15] Les vacances de Jésus & Bouddha Vol. 2, Traduction: Étienne Robert, Kurokawa (中村光「聖☆おにいさん」のフランス語版) p.61.
[16] THERMAE ROMAE III, Traduzioni: Rie Zushi, Star Comics (ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」のイタリア語版) p.164.