2008年、アイヌ民族を先住民族と認める決議案が可決された。

 その後開催された先住民族サミットで、日本政府に対して次のような提言がなされた。

 先住民族サミット「アイヌモシリ」2008から日本政府への提言

 その提言の中に、アイヌの言語権を回復し、アイヌ語を公用語化すべしというものがある。アイヌ語を公用語にした上で、義務教育でも学べるようにすべしという主張だ。公用語にという割には、アイヌ語「で」ではなくアイヌ語「を」学べるようにしろというのは腰砕けだが、現段階でアイヌ語を日常的に用いる社会が存在しない以上、アイヌ語で授業を行う学校などを作っても意味がない。

 さて、アイヌ語を日本あるいは北海道の公用語とする場合に必要となることについて、真面目に考えてみよう。

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