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つまらないは正義

迷信

「ハッピーホリデー」は正しくない

 どうせ今年もやるだろう。

 今日は「メリークリスマス!」と言った奴を「お前は少数派を無視する偏狭な差別主義者だ!」とドヤ顔で叱れる日(嘘)。※再論です
 今日は「メリークリスマス!」と言った奴を「お前は少数派を無視する偏狭な差別主義者だ!」とドヤ顔で叱れる日(嘘)。※再論です
 今日は「メリークリスマス!」と言った奴を「お前は少数派を無視する偏狭な差別主義者だ!」とドヤ顔で叱れる日(嘘)。※再論です
 今日は「メリークリスマス!」と言った奴を「お前は少数派を無視する偏狭な差別主義者だ!」とドヤ顔で叱れる日(嘘)。※再論です
 今日「メリークリスマス」とか言う人は、少数者に配慮しないわるいやつ。
 再論「メリークリスマス」。そんな言葉を誰彼構わず言う、マイノリティ無視の偏見者・差別者を叱る(笑)&「聖☆おにいさん」最新刊発売(爆笑)。
 そもそも無差別に「メリークリスマス」とかいうのはPC的によろしくない。(米国のトレンド)

 さて、日本で12月25日に「ハッピーホリデー」と言うことは政治的に正しいか? もちろん正しくない。なぜなら、そもそも「ホリデー」ではないからだ。

 アメリカでは、12月25日は法定の祝日である*。12月25日は宗旨関係なく「ホリデー」だから、「ハッピーホリデー」と言っても間違いにはならない。
 一方、日本では12月25日は普通の日である。今年のカレンダーで12月25日が赤文字になっているのは、日曜日だからであって、祝日だからではない。「祝日=ホリデー」ではない日に「ハッピーホリデー」などと言うことは、ただの間違いでしかない。

 また、日本で12月25日を「クリスマス」ではなく「単なるホリデー」扱いすることは、公正でも中立でもない。なぜなら、12月25日はかつて日本でもホリデーであったことがあるからである。大正天皇祭だ。日本で12月25日に置かれた法定のホリデーは、今の所これしかない。つまり、日本で12月25日にことさら「メリークリスマス」を避けて「ハッピーホリデー」と言うことは、戦後ホリデーでなくなった日をホリデー扱いすることであり、すなわち戦前回帰宣言なのだ。「少数派」(人口の約99パーセント)に配慮して無難な表現を選んだつもりが、相当強烈な政治的メッセージを発していることになる。
 「右翼じゃないやい! 公正・中立を心がけてるんだい!」というならば、12月25日以外の日も「ハッピーホリデー」と言うようにしなければならない。なあに、1年365日、時々366日、多分世界のどこかじゃ「ホリデー」だ。


 勘違いした「ぽりちかる・これくとねす」には、うんちをなすりつけなければならない。


(2016年12月25日追記)
 やっぱり今年もやった


* 米国(アメリカ)の祝日・休日カレンダー

一人称は幼稚ではない


 「最近のライトノベルは一人称文体ばかり」という主張をよく見かける。
 ここでは、その真偽は問題にしない。問題にしたいのは、それが批判・悪口として使われる節がある点だ。
 以下に引用した例を見ればわかるように、「一人称文体ばかり」なのがあたかも悪いことであるかのように語る人が目立つのだ。

「ライトノベルは一人称文体で書かれているもの」…というイメージがあるそうです。
(中略)
ともあれ、そういうことですので今後は「ライトノベルは一人称文体ばかりだ」なんて言わないであげてくださいね。よろしくお願いします。

「ライトノベルは一人称文体ばかり」が本当か調べてみた

「ライトノベルは一人称文体ばかり」が本当か調べてみた - WINDBIRD

やっぱり最近のラノベ語り者の偏見だっただけだという。おつかれさまです。(しかしここまでやってもセレクトが恣意的なんじゃないのとかいちゃもんつける人があらわれるに一票)

2016/08/12 20:02


 どうも、「一人称文体は三人称文体より幼稚」という偏見でもあるらしい。

 では、本当に一人称文体は三人称文体より幼稚なのだろうか?続きを読む

漫画のキャラは白人ではない


 今や、日本の漫画やアニメは世界のあちこちへ輸出され、多くのファンを生んでいる。
 しかしながら、日本の漫画やアニメは、必ずしも外国で正しく理解されているとは言えない。日本の漫画やアニメは必ずしも輸出を前提としたものではないので、日本文化や日本社会、その他国内の常識や価値観が説明なしに登場する。そのため、輸出先で混乱や誤解を招くことがあるのだ。続きを読む

昔の伝記

 最近の伝記まんが

 子供向けの伝記漫画で「シブい」人選をするようになったのは、別に最近のことではない。
 例えば、上のまとめの先頭は円谷英二の伝記だが、1996年にはすでに小学館の「学習まんが人物館 円谷英二」が発行されている。今から19年前だ。「最近」で括るのは少々苦しかろう。なお、小学館の「学習まんが人物館」には、手塚治虫、植村直己、本田宗一郎、ローラ・インガルスなどの、いわゆる定番でない人物の伝記も含まれている。
 また、漫画ではないが、講談社の「火の鳥伝記文庫」では、前世紀から、ディズニー(1987年)、徳川光圀(1990年)、植村直己(1990年)、手塚治虫(1991年)、ノストラダムス(1994年)などの、「シブい」人物の伝記を出していた。

 昔からあるものを、あたかもついこの間誕生したものであるかのように語る人が多すぎる。

モンゴル語のх音

 チンギスの称号はカン?ハン?カーン?ハーン?

 あちこちで紹介されている上の記事だが[1] [2]、ここに1か所見すごせない記述が存在する。

「カン(ハン)」はトルコ系・モンゴル系遊牧民が用いていた称号で王や族長を表す。ここでやっかいなのがモンゴル語の発音では丁度「カ」と「ハ」の間の発音であることで、時代によってカに近かったりハに近かったりするが、近年の研究でチンギスが生きていた十三世紀は「カ」に近い音だったことがわかった。

 モンゴル語の/χ, x/が/q, k/に由来することは、別に最近わかったことではない。昔からわかっていた。「近年の研究で……」などというのは大間違いなのだ。

 例えば、ハルホリンは古都としてはカラコルムと呼ばれるが、これは以前から存在する読み方である(下図参照)。

Mongol
「国際情報大事典 PASPO」 学研 1992年 p.113

 また、モンゴル文字(13世紀成立)をラテン文字転写する場合、хに相当する文字はq, kとなるが、これは1974年発行のニコラス=ポッペの"Grammar of Written Mongolian"に書かれている転写法である[3]。なお、この転写法は、1983年発行の「現代モンゴル語辞典」(小沢重男:編著 大学書林)でも用いられている。

 前回の記事を書いた時も思ったが、昔からあるものを、あたかもついこの間誕生したものであるかのように語る人が多すぎる。


[1] いまや「チンギス・カン」が正式呼称に…元帝国も「大元ウルス」か?歴史と名称の話
[2] Yahooは元の新聞記事にリンク張ってくれませんかねぇ
[3] モンゴル文字
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