学問がすべて

つまらないは正義

創作物

戦隊もののキャラクターデザイン

 おそ松さんと色盲・色弱




 実際の所、スーパー戦隊シリーズ全40作のうち、キャラクターを見わけるポイントが色だけという作品は少ない。せいぜい「電磁戦隊メガレンジャー」(男性3人、女性2人がそれぞれ同デザイン。マスクだけなら全員同デザイン。)くらいだ。
 よく見れば色以外の違いがあることがわかるが、遠目だとわかりづらいという基準にしても、せいぜい「科学戦隊ダイナマン」、「超新星フラッシュマン」、「鳥人戦隊ジェットマン」、「忍者戦隊カクレンジャー」が加わる程度。多く見ても全作品の8分の1でしかないのだ。

 また、スーパー戦隊シリーズのキャラクターにはとっくの昔から白や黒が使われている。初期メンバーに限っても、白は1985年の「電撃戦隊チェンジマン」のチェンジマーメイド、黒は1982年の「大戦隊ゴーグルファイブ」のゴーグルブラックまでさかのぼることができる。
 また、「電撃戦隊チェンジマン」、「鳥人戦隊ジェットマン」、「忍者戦隊カクレンジャー」、「百獣戦隊ガオレンジャー」の4作では、初期メンバーの中に白と黒の両方がいる。
 「考慮する」どころか、白や黒の使用は30年以上前に実現されているのである。


参考文献:
「栄光のスーパー戦隊 シリーズ完全ガイド」 メディアワークス
スーパー戦隊シリーズ
スーパー戦隊百科

明治時代のSFガジェット


 自分が泣きたいほどに感動するのは…(ネットという特殊な環境とはいえ)これがウケに受けているということは「タイムリープ」「時間ループ」みたいな概念、さらにはタイムスリップみたいな概念が…まだまだではあろうけど、徐々に徐々に世間一般に浸透している、という、それ自体がうれしいってことです。

時間ループとかタイムパラドックスがここまで「当たり前の教養」となった時代に、涙が出てくる……(日曜民俗学)

 「まだまだ」、「徐々に」どころか、タイムトラベルの概念はとっくの昔に一般に広まっている。
 SFと関係の薄い場所で「タイムマシン」や「タイムトラベル」といった単語が使われることは珍しくないし、また、古に思いを馳せることをタイムトラベルに喩えることも日常茶飯事である。実例としては以下のようなものがある。

(1) タイムトラベルは 楽し メトロポリタン ミュージアム

「メトロポリタン美術館」 大貫妙子:歌・作詞 1984年)


(2) この作者が,タイムマシンに乗って現代に出現したとしても,彼は仰天しながらもそのうち現代生活にしっかり適応できるような気がします.

(「進化と人間行動」 長谷川寿一、長谷川眞理子 東京大学出版会 2000年 p.115)


(3) 弥生時代にタイムスリップ 吉野ヶ里

(「るるぶ九州ベスト '16」 JTBパブリッシング 2015年 p.39)

註:下線は引用者によるもの。

 だが、これは驚くようなことではない。続きを読む

一人称は幼稚ではない


 「最近のライトノベルは一人称文体ばかり」という主張をよく見かける。
 ここでは、その真偽は問題にしない。問題にしたいのは、それが批判・悪口として使われる節がある点だ。
 以下に引用した例を見ればわかるように、「一人称文体ばかり」なのがあたかも悪いことであるかのように語る人が目立つのだ。

「ライトノベルは一人称文体で書かれているもの」…というイメージがあるそうです。
(中略)
ともあれ、そういうことですので今後は「ライトノベルは一人称文体ばかりだ」なんて言わないであげてくださいね。よろしくお願いします。

「ライトノベルは一人称文体ばかり」が本当か調べてみた

「ライトノベルは一人称文体ばかり」が本当か調べてみた - WINDBIRD

やっぱり最近のラノベ語り者の偏見だっただけだという。おつかれさまです。(しかしここまでやってもセレクトが恣意的なんじゃないのとかいちゃもんつける人があらわれるに一票)

2016/08/12 20:02


 どうも、「一人称文体は三人称文体より幼稚」という偏見でもあるらしい。

 では、本当に一人称文体は三人称文体より幼稚なのだろうか?続きを読む

漫画のキャラは白人ではない


 今や、日本の漫画やアニメは世界のあちこちへ輸出され、多くのファンを生んでいる。
 しかしながら、日本の漫画やアニメは、必ずしも外国で正しく理解されているとは言えない。日本の漫画やアニメは必ずしも輸出を前提としたものではないので、日本文化や日本社会、その他国内の常識や価値観が説明なしに登場する。そのため、輸出先で混乱や誤解を招くことがあるのだ。続きを読む

役割語としての片言日本語と野放しの偏見


 役割語と翻訳、「外国人」のステレオタイプに関する読み物をいくつか紹介

 「外国人の役割語」には、主なものが2種類ある。1つは、外国語での発言を翻訳する際の言葉づかい、もう1つは、外国人キャラが日本語で話す際の言葉づかいだ。田川氏が挙げているものを例にすると、「女性の言葉を変に翻訳するのをそろそろやめてほしい。」で話題になっているのは前者、「コレモ日本語アルカ?」(金水敏 岩波書店)で主に扱われているのは後者だ。
 同じ「外国人の役割語」であっても、この2つは別物だ。前者は母語での発話を翻訳したものであり、後者は第二言語での発話で、なおかつ翻訳されていないものである。ごっちゃにしてはいけない。続きを読む
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